2013年9月8日日曜日

イタリア語豆知識6。イタリア語ができると、スペイン語もわかる?

今日のイタリア語豆知識。
「イタリア語ができると、スペイン語もわかる?」

時々囁かれる都市伝説に、「イタリア語とスペイン語は、方言みたいなものだから、どっちをしゃべっても通じる」というものがあります。
果たしてその真偽のほどは・・・・・・・・・ずばり、
通じます!!
この都市伝説、本当です!
もちろん、細かいニュアンスや難しい議論などまでは無理かもしれませんが、ちょっとした日常会話やお友達との雑談などは、片方がイタリア語、片方がスペイン語でもなんとなく通じてしまいます。

そもそも、「ラテン語族」と呼ばれるイタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語などは、すべてその名のとおり「ラテン語」から派生していった言葉です。
ローマ帝国がヨーロッパ全土を征服して行った時代、ローマ人のしゃべっていたラテン語と、現地の言葉がまざって出来たのがこれらの言葉。その意味では、全て「ラテン語の方言」と言ってもいいかもしれませんね。

そしてイタリア語は、そのラテン語の、まさに「直系の子孫」。
ローマ帝国のあったその場所で、ラテン語に最も近い形を残したまま現代へと受け継がれています。
だからこそ、スペイン語やフランス語、ポルトガル語を話す相手とも、なんとなく、ラテン語との共通点を梃子に、分かり合うことができてしまうのではないでしょうか。


ちなみに、地理的にローマから遠く離れるほど、言語もラテン語から遠ざかっていきます。
とはいえ、北のほうの小さな島だった現在のイギリスにもローマ帝国は攻め入り、現地の言葉にはきっちりと、ラテン語の影響が見て取れます。
これが、いわゆる「英語」。
ヨーロッパの主な言語の礎となったラテン語の直系の子孫、イタリア語を学ぶことは、他の言語の習得にも大きな良い影響を及ぼすのです。

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